こんにちは!社会人になって始めてからというもの、すっかり登山に魅せられてしまったaiです。とはいえ、根っからの文化部出身であり体力に自信がなかったので、物に頼るべく装備にはかなり気を遣い、先日一通り揃えてみました。
とはいえ、登山アイテムを全て一通り買い揃えるとなると、なかなか良いお値段がするのも事実.. 中には、日帰り登山程度では必要ないアイテムも含まれている場合がありますので、必要かどうかを十分に見極めることも重要になってきます。
本記事では私たちのような「これから本格的に登山を始めたい!趣味にしたい!けど手始めに何を買い揃えれば良いのだろう」という、登山ビギナー向けに。登山ビギナーだからこそ、一番最初に揃えておきたい本格登山マストアイテム「三種の神器」について、概要と選び方のポイントをご紹介します!
▼登山がおすすめな理由についてはこちら
本格登山マストアイテム1:登山靴(登山シューズ)
何はともあれ、一番最初に買い揃えておきたいのが靴。やはり登山において、足が持つかどうかが分かれ目となりますので、不安定な足場をしっかりホールドし、疲労を軽減させてくれる専用靴は持っておきたいところ。(高尾山程度の山ならドクターマーチンや、ニューバランスでもいけるかもしれませんが..笑)
最初はマーチンで強行突破してましたが、靴の中で足がずれたり、急斜面では革が変形して足に当たって痛くなったり.. 岩場を歩くことも考えると、クッション性は本当に大事です。
必ず店頭でフィッティングしてから買うこと
ここで注意しておきたいのが、本当に自分の足に合うかどうかを確かめてから購入すること。デザインだけで選びたくなる気持ちも本当によく分かりますが、登山の途中で気付いてもあとのまつり。アウトドアや登山グッズを専門に扱う店舗では、登山を想定した斜面台も設置されており、臨場感あるフィッティングで「本当に足が痛くならないか」を確かめることも可能。熟練スタッフの目でも実際に確認してもらいながら、足にあったデザインとサイズを選んでもらうようにしましょう。
デザイン重視で靴選びをした知人の話。登山の途中でやはり足にあっていないことが発覚し、途中で耐えられないほどの痛みに.. 登頂途中だったものの、やむをえず泣く泣く引き返したそうです..
私が選んだのは「on」の「Cloudrock 2 Waterproof」
ちなみに私が選んだのは、スイスのランニングシューズブランド「on」。元プロのトライアスロン選手が2010年に創業し、独自のクッション構造による雲の上を走っているような履き心地のソール「Cloudrock」が特徴。中でも「Cloudrock 2 Waterproof」は、ハイカット仕様でハイキング・トレッキング専用に開発された製品となっています。
元々このブランドの登山靴が気になってはいたのですが、これに特別拘っていたわけではなく。笑 登山グッズ専門店の靴売り場の店員さんに、「レディース向けのハイカット登山シューズで、オールブラックのはありますか」と聞いたところ、差し出された3足のうちの1足だったという感じです。
実際に店舗に行って改めて思ったのですが、メンズ向けはおしゃれ&シックなデザインが多い中、レディース向けは無駄にカラフルなダサいデザインばかり.. 私は普段黒か原色しか着ない主義なので、選択肢の少なさに正直面食らいましたが.. 元々onは気になっていたのもあり、店員さんにみてもらったところサイズ感もフィッティングもぴったりだったので即決しました。笑
デザインも優秀ですし、普段使いしても全く違和感がありません。私のようにブラックハイカットシューズを探しているという方には、ぜひおすすめしたいです^^
原宿キャットストリートにも路面店がありますよ!
本格登山マストアイテム2:登山リュック
登山靴を買い揃えたら、次に揃えるべきは登山リュックです!
2時間程度で登頂できる軽登山であれば必要ない場合もありますが、丸一日かけて長時間登山する場合や山小屋泊を予定している場合などは、専用のリュックがある方がベター。重心を下げ肩の負担を減らす「ウエストベルト」や、左右揺れを軽減する「チェストベルト」、本体を雨から守る「雨蓋」&「防水素材」や、痒いところに手が届く「マルチポケット」など、さまざまな工夫が凝らされています。重い荷物を入れて一日歩き回っても疲れにくい構造となっており、体力が心配な登山ビギナーにとっては心強い味方となってくれるはず。
登山店に行くと、本当にたくさんのリュックが売られていますが、容量やサイズもさまざま。目的の山に沿って、適切なものを選ぶようにしましょう。
将来山小屋泊を想定しているなら40L前後がベター
登山リュックのサイズとしては、日帰りなら30L前後、山小屋泊などを想定しているのであれば40L前後が良いとされています。登山店に市販されているリュックの多くは30〜50Lがほとんど。とはいえ、登山リュックも決して安い買い物ではなく、最低でも1つ2〜3万円はします。わざわざ目的の山に沿って都度買い直すのも癪ですので、将来山小屋泊など中〜上級の山にチャレンジすると決めている場合は、35〜38Lを買っておくと安心かもしれません。
背面フレームの長さは問題ないか確認
また登山リュックの特徴の一つに、形態を安定させるため、背面に太いフレームが内蔵されているということがあります。ユニセックスのデザインの場合は選びようがないですが、女性の場合はこのフレームが少し長すぎて、後頭部に当たってしまうというケースも。同じデザインでも、女性仕様のものがないかどうか、確認しておくと安心です。
私が選んだのは「フェールラーベン」の「Kaipack 38 W」
登山店では本当にたくさんのリュックが売られていて次々と目移りしてしまいましたが、「カンケンバッグ」でもお馴染み、スウェーデンを代表するバッグブランド「フェールラーベン」を見つけた途端、北欧信者の私はすぐに決めました。笑 トレッキングが盛んな北欧のブランドとあって、機能面が充実していないわけがありません!
あとからちゃんと調べてみましたが、フェールラーベンオリジナル素材であり、ワックスを塗り直すことにより半永久的に耐水性を担保できる「G-1000」素材、ウエストベルトやチェストベルトなどの基本装備、ポケットを汚さずにトレッキングポールが設置できるベルトなど、やはり機能面もしっかり充実!「子どもや孫の世代にまで、ずっと長く使える一生モノの登山リュック」というキャッチコピーに背中を押され、こちらに決定。
ちなみに、主人のリュックも私とお揃いでして.. 笑 フェールラーベンのKaipak38(メンズ仕様)を使っています。私が先にフェールラーベンに即決したのですが、同じタイミングで主人も登山リュックを迷っていたこともあり、やはり同様に「一生使える」&高いデザイン性に惹かれたようです。
ちなみに、レディースとメンズで何が違うのかというと、背面フレームの長さが違うようです。公式サイトには詳細説明・サイズが明記されておらず、またフェールラーベン販売店舗に直接問い合わせてもよくわからなかったのですが、、実物を確認したところ、レディース向けは背面フレームの長さが10cmほど短くなっていました。
本格登山マストアイテム3:ゴアテックスジャケット
ただのレインコートやウィンドブレーカーではダメな理由
靴もリュックも揃えたら、最後に揃えたいのがゴアテックス。雨風をしのげるアウターなら何でも良いと思いがちですが、山の天候は変わりやすいもの。台風のような突風が吹くこともありますし、ゲリラ豪雨のような大雨に突如見舞われることもあります。また山頂は地上と比べてグッと寒く、10度以上違うこともザラ。
そんな不確実性の高い山において、自らを守ってくれるのがゴアテックスなのです。ゴアテックスのすごいところは、雨風をしっかり防いでくれる、高い「防水性・防風性」を備えていながら、汗はきちんと排出し熱をこもらせないという「透湿性」も兼ね備えているところ。
ただのレインコートや、ウィンドブレーカーでは不十分なのはこのためです。特に、山頂付近で突然雷雨になった場合など、自力での下山が不可能な事態に見舞われた場合は、体温をいかに下げず救助が来るまで待てるかどうかが、生死の分かれ目となることも。
有名メーカーものは10万近くする場合も往々にしてありますが、よくよく探せば2〜4万円程度で手に入る場合もあります。じっくり熟慮し、適切なものを選ぶようにしましょう。
私が選んだのは「adidas」の「テレックス MYSHELTER GORE-TEX アクティブ レインジャケット」
本当は「Arc’teryx」や「BEAMS」コラボの超おしゃれなデザインor オールブラックのデザインが欲しかったのですが.. 1個軽く10万はしたので諦めました。「THE NORTH FACE」は1万円台でありましたが、高校生のリュックという印象が強かったので、他で一生懸命探していたところ、なんとadidasで見つけました。本当は4万円だったのですが、セールでなんと半額に。これからもずっと使い続けたいと思います^^
登山ビギナーだからこそ装備の力を頼る
いかがでしたか?私が直近で実際に買い揃えた、本格登山のマストアイテムについてご紹介しました。登山グッズは1つ数万円はするなど決して安い買い物ではありませんが、一度買えば10年、20年と長く使えるものばかり。デザインにこだわりすぎず(なかなか難しいですが..)、機能性もしっかり重視して、自分に合うものを選ぶようにしましょう!