会社員副業とフリーランス、結局どっちがいいの?実体験を元に解説

フリーランス

働き方改革で、広まりつつある副業やフリーランスという働き方。この記事を読んでいる皆さんの中には「ゆくゆくはフリーランスを目指したい」という人も多いのではないでしょうか?

とはいえ、フリーランスとはいわば一人起業。憧れだけで安易に転向すると、「こんなはずじゃなかった」と痛い思いをすることになりかねません。

一度立ち止まって考えたい3つのポイントを、元フリーランスの立場からお伝えします。

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会社員副業orフリーランスはリスクの許容度による

初っ端から逆説的な回答になってしまいますが..,笑 会社員副業とフリーランスは、どちらが良いという絶対的な解はありません。「どれだけリスク・不確実性を許容できるか」この一言に尽きます。

詳細については別記事で解説しているので今回は割愛しますが、フリーランスとはいわば孤軍奮闘の一人起業。会社員と比べて身分や収入は一切保障されないため、こういった不確実性をどれだけ許容できるかによるといえるでしょう。

▲フリーランスってぶっちゃけどう?知られざるフリーランスのデメリットについても告白します

会社員副業orフリーランスで迷った時に考えたい3つのポイント

会社員副業やフリーランスで迷った時に、考えたい3つのポイントについて具体的に解説します。

不安定な収入にどれだけ耐えれるか

別の投稿「フリーランスのメリット・デメリット」でもお伝えしたように、フリーランスは最初は日銭稼ぎに等しいです。たとえ仕事をサボっていても、何をしていても毎月固定収入が入ってくる会社員とは訳が違います。

最初の月は労働生産性も低く、時給換算すると3桁なんてこともザラ。またコロナなどの外部要因は大打撃となり、派遣切りのような「外注切り」を何度も経験しました。その度に新たなクライアントや契約を見つけるのはかなりしんどく、正直かなりメンタルに応えます。

半年〜1年なのかは人によるかと思いますが、事業が軌道に乗るまでに最低限必要な生活費は担保しておくことを強くおすすめします。

コロナで先行きが見えなくなり、あまりにしんどくて会社員に戻ったのもあります。

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そもそも「フリーランス」をどう定義するか

「それなら、バイトで繋ぎながらフリーランスで働くのもありなのでは?」

こんな風に思った方、その通りです!笑 収入の確実性を担保するならバイトが堅実ですが、そうなってくるとフリーターなのかフリーランスなのか、境界が曖昧になってくるんですよね。極端な話、士業でやろうとしている人なら、誰でもフリーランスを名乗れるというんです。

インスタグラムやブログには、フリーランスとしての華々しい活躍ばかり取り沙汰されているように見えますが、現実はそう甘くはありません。おそらく多くの人がフリーター兼フリーランスなど、兼業でキャリアをスタートさせているはずです。

兼業フリーランスも長く続くと、バイト先から信頼されて稼働を増やすように言われたりするようになります。毎月の固定収入が増えるのは本当にありがたいので、ついつい揺らいでしまいそうになりますが、そこは初志貫徹しあくまでフリーランス案件優先で慎重に判断したいところです。

バイトは本業と両立しやすいことが大前提。シフト制か、隙間時間でコツコツ働ける業務委託案件だと調節しやすいです。

フリーランスでなければダメなのか

ここで考えたいのが、「それはフリーランスでないと出来ないことなのか」ということ。

例えば、ちょっとお金を稼ぎたいだけならリスクの少ないポイ活や投資信託で十分ですし、人から指図を受けずに自由に働きたいというのであれば、裁量権の大きいベンチャー企業に転職すれば済みます。また、社会に大きなインパクトを与えたいというのであれば、何もフリーランスにならなくても自分の目指すビジョンと近しい会社に入って引き上げてもらい、子会社を作り社長の座に収まれば良いでしょう。

毎月固定収入が入ってくる会社員というのは、改めて考えると保障された身分なのです。将来何を成し遂げたいのか、なぜフリーランスでなければならないのか。自分の長期的ビジョン(地図・目的地)すら明確でないようであれば、フリーランスとして大海に漕ぎ出しても、行く先がわからず迷ってしまい海上で遭難してしまいます。

自分のキャリアにフリーランスが必要な理由について、改めて自分の言葉で語れるようになっておくことが重要です。

一度フリーランスを挟むと、「組織に迎合できない人」というレッテルを貼られ、色眼鏡で見られてしまう場合も。その後正社員への復職はかなりハードルが上がりますので、慎重に判断してください。

まずは会社員副業で小さく始めてフリーランス転向を検討がベター

いかがでしたでしょうか?

元フリーランス・現正社員という立場から、会社員副業とフリーランスで迷っている時に考えたいポイントについて解説しました。

少々厳しい言い方になってしまいますが、「フリーランスを名乗りたいだけになっていませんか?」ということ。フリーランスというと聞こえはいいですが、現実は孤軍奮闘の一人起業にほかなりません。

個人的な意見としては、現在会社員の方は今の安定した雇用を大切に守るべきです。身分は守りながら副業で小さく始めてみて、自分の適性やリスク許容度など、向き不向きを見極めることをおすすめします。

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